去る2020年11月29日に、同人サークルでの同人誌頒布をしてきました! 2019年に「ユーリ!!! on ICE(以下YOI)」というアニメ作品にハマり、いてもたってもいられず同人誌を作るようになりました。そして、ついにイベントの再デビューも果たすことができました。
私は高校生~大学生時代にも少しだけ同人活動をしていたのですが、その頃はイラストを描いて便せんやシールを作るなどの簡易的な活動のみでした。しかし、YOIにハマってからは二次創作を読むだけにとどまらず、沸々と小説を書いてみたい!という気持ちが湧いてきて作品を書き上げました。
今はweb上に絵でも小説でも二次創作を発表する場はあるのですが、せっかく完結することができた小説を印刷物にしたいという気持ちになり、だったらイベントに出てみようと。そして、20数年ぶりにイベントに出るしジャンルも変わっているので再デビューだ~!と意気込んだわけです。
思い通りにいかなかったイベント参加
ご存知のとおり、2020年は世界中でCovid-19が流行してしまったため各種イベントが軒並み中止・延期となりました。例にもれず同人イベントもコロナ禍の直撃を受けています。
私は2020年4月のイベントに申し込みをしていたのですが、折悪しく4月7日から東京を含めた大都市の緊急事態宣言が発出されることになりました。そのため、予定していたイベントが延期となり残念ながらひとまずデビューは遠のくことになりました。
その後いったんは落ち着きを見せて、延期になっていたイベントは後発イベントに組み込まれることになりました。8月に開催がありましたが、ひとまずそこは諸々の事情で見送って、ようやく11月の開催イベントで再デビューすることになったのでした。
スペースの中身と準備したもの
こちらが当日のスペース全景です。何も持っていなかったのでゼロから色んな道具をそろえました。ひとまず見えるところで準備したものを紹介してみます。
- POPスタンド
- ビニールカーテン
- 小説見本
- コイントレイ(2種)
- チラシ入れ
- お品書き
- 大判の風呂敷
購入したお店や、見本の作り方などと反省点について自分用の振り返りがてら説明しようと思います。
POPスタンド
これは楽天で1,000円くらいで2台買いました(計2,000円程度)。
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組み立てるのに道具はいらず、上部のPOPなどを挟む部分とポールと下部の支える部分はそれぞれバラすことができます。A4サイズくらいにまとめられるので持ち運びもスムーズにできました。
上部は30cmくらいの長さで、ポールは最大93cmまで伸ばせるのでかなり幅広いサイズにも対応できると思います。
ビニールカーテン
これはダイソーでビニールのテーブルクロスを切って使っています。各サークルごとに感染症対策はマチマチでしたが、ある程度の備えはしておきたいと思ってビニールカーテン対応とスプレー式の除菌アルコールを持っていきました。
借りられるテーブルは1SPと言って、机半分の90cmです(机1本だと2SP)。
今回私が借りたのは1SPだったので、テーブルクロスの120cmの部分をだいたい90cmくらいになるように切って、150cmの辺を3等分にしました。これでイベント3回分持ち込みができます。100円だけあって薄いので切りやすいし、使用後は気兼ねなく捨てて帰れて良かったです。
50cmあれば座って対応しても立って対応しても何も問題ありませんでした。ただ、設置物が多くて高すぎる場合には、ハサミを準備しておいて現地で短くしてもいいかもしれません。
小説見本
感染症対策の一環として、今回は見本誌は作らないことにしました。見本誌は直接購入者の人が手に取るので、あまり好ましくないだろうという判断です。
私が発行しているのは主に小説です。イラストが表紙になっていると、思いがけず漫画と間違って手に取る方がいないとも限らないため、小説とわかる見本を作ろうと思いました。先に参加していたTwitterのフォロワーさんが「見本用のQRはあまり使われない」とつぶやいていたので、その選択肢は外して、一目で小説とわかるようにしたいと考えた見本にしています。
- 作り方は以下の通りです。
- A4のコピー用紙いっぱいに表紙と本文1ページ目を印刷する
- ダイソーで販売している厚紙にスティックのりで貼る
- 表紙と本文の紙をセロハンテープで少し離して止める。このとき裏表両方からテープをくっつける
- 裏側上部に本の名前と金額を書いておく
すごく簡単です。表紙と本文を少し離してテープで止めておくと、折り曲げられて保管できます。私は紙資料の持ち運び用にA4サイズが入るプラケースを買ったので、その中に入れて持っていきました。
5の本の名前を書くことについてですが、後述のお品書きは作ったもののこちらの見本を指差してお求め頂くことが多かったです。その度にどっちがどっちか分からなくて毎回確認してたので、裏側にメモっておくと良いと思いました。
イベント名などは入れなかったので、完売までは使いまわそうと思っています。
コイントレイ(2種)
これも感染症対策の一環として、お金を入れてもらうものとお釣りを渡すものの二種類を準備しました。
青い方は正確には「カルトン」と呼ぶそうです。これもダイソーで買いました。だいたい事務用品コーナーに小銭ケースなどと一緒に置いてあるかと思います。
もう一つはイベントデビューを控えていた時に、友達が作ってくれた折り畳み式です。Twitterで作り方が流れていたもので、透明のソフトケースの四隅にボタンを付けて作ります。これも材料は全部百円均一で揃えられると思います。中に一言カードなどが入れられるので、イベントごとにメッセージだけ交換して使えます。
チラシ入れ
これも100円ショップで買いました。ちょっとどこだったかは失念しちゃったのですが、ペーパー(同人イベント界隈でチラシのこと)をA5サイズで印刷に出していたので、それがちょうど入るサイズで探しました。
少しでも目につくといいなと思って「TAKE FREE」のPOPも作りました。このPOPを挟んでいるものも100円ショップで売っています。販売名称はカードホルダーとかになるのかな? このPOPを見てチラシを持って行ってくださったかたもいたので、あると良い宣伝になると思います。
お品書き
画像編集はCanvaを使いました。web版の他にスマホやタブレットのアプリも使えるので、POPなどを作る際に便利です。だいたい小説見本と同じ作り方なんですが、厚紙がけっこう反ってしまったのでお品書きに関してはもう少し厚手の別の材質(使い捨て)のものが良いかもしれません。
これも使い捨て想定だったので、当日のイベント後は捨てて帰りました。
立てかけるのはこれまた100円ショップでイーゼルを買ってきました。木製や金属製など今は種類も色々あっていいですよね。
大判の風呂敷
これもテーブルに敷くために楽天で買いました。1SPの幅に合わせて90cm四方のものを準備しています。大判だと1,500円くらいから販売していてお手頃です。
風呂敷などの布は無いならないでも問題は無いのですが、少なくとも今回行ったビックサイトで借りる机は簡素&ちょっと汚いです。なので頒布物を直接置くのははばかられると思うので、何かしら布などワンクッションあるほうが見栄えも良いかと思います。
ネットで「あの布」と検索すると、まさに同人誌イベントなどで使えるテーブルクロスが販売されています。サークル側にポケットが付いているなど便利そうなので、もしかしたら私も今後導入するかもしれません。
そして、上記全部を入れるためにSSサイズ(機内持ち込みサイズ)のキャリーバッグを買いました。道具を入れるだけでなく、サークルは作家であるとともに購入側でもあるのである程度持ち帰りのことを考慮しました。けっこうな重量になる可能性が高いため、もし今後購入する場合には4輪のキャリーをお勧めします。
ホント…戦利品は重いよ……!
本のこと
今回は2種類の小説本をもって参加しました。1冊は印刷所のプリントオンで刷ったオフ本と1冊は自宅のコピー機を利用したコピー本です。本当は4月に出られていたらもう1種類あったのですが、ありがたいことにそちらは完売していたので持ち込みませんでした。
本は下記から通販もしています。
やっぱり印刷所で印刷したものは見栄えが良いです。一方、コピー本はコピーして本にするまでの間とてもワクワクします。実際に行ってみてわかりましたが、イベントだとコピー本を作っているかたもけっこうお見掛けしました。とらのあなとかだと委託しづらいですが、イベントやBOOTH通販であれば、選択肢にあってもよさそうだなという印象です。
そして、当日編ですが長くなりそうなので記事を分けようと思います。
コメント
[…] 前回は20年ぶりのサークルデビューでした。 […]